同様に宿泊費も減少しており、オンライン面接・説明会の浸透で就活のため移動する頻度が減ったとみられる。リクルートスーツ代も前年より約7000円減っており、やはりリアルな面接の機会減少の影響が伺える。
ディスコの担当者は「今回の調査はコロナ禍が本格化する前だったインターンシップ時の費用も集計しており、このまま就活のオンライン化が進めば来年はさらに費用が減る可能性もある」と分析している。
また、就活費用をどう賄ったかについても聞いたところ、「親に出してもらった」は47%、「親に借りた」は8.7%。一方で「全額自分で工面した」は44.2%となり、「親が工面派」と「自腹派」はほぼ拮抗している。
就活のオンライン化は内定後の企業側の対応にも及んでいる。内定式の実施形式について聞いたところ、「オンラインのみ」が66.8%と最多を占めた。「内定式前の内定者集合の経験」についても聞いたところ、「対面」を経験した学生は19.1%どまりで前年までより大幅に減少した。やはり「オンライン」が60.9%と過半数を占める結果となった。
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