10月28日の米国市場は急落し、ダウ、ナスダック、S&P500ともに3%を超える下げとなった。欧米での新型コロナウイルス感染拡大懸念や、目前に迫る米大統領選挙への警戒感が背景とみられる。
ダウ平均は943ドル安(前日比マイナス3.43%)、ナスダックは426ドル安(同マイナス3.73%)、S&P500は119ドル安(同マイナス3.53%)と、主要株式3指標がそろって大きく下げた。
恐怖指数と呼ばれる「VIX指数」は一時40.71まで上昇し、40.28で終えた。6月15日以来の高さとなった。
過去6カ月のVIX指数推移(CBOE)
株価二番底はない? 今の株価がバブルではないワケ
「二番底は来ないのかとよく聞かれるが、今想定される範囲内では、大きく下がる理由はほとんどない」。日興アセットマネジメントの記者向けセミナーで、チーフストラテジストの神山直樹氏は、このように話した。
急上昇で話題の恐怖指数、VIXとはなにか?
「恐怖指数」とも呼ばれるVIX指数が、米国時間3月16日に82.6を付けた。これは、リーマンショック時に匹敵する高さであり、投資家が現在の市場を強く不安視していることを表している。昨今、よく聞くようになったVIX指数だが、これはいったいどのようなもので、どんな特徴があるのだろうか。
米大統領選と経済と株価
共和党のトランプ氏(現大統領)と民主党のバイデン氏のどちらが大統領になっても、米国経済の成長率予想の差はほとんどないとみている。そもそもコロナ・ショックからの脱却において、政府や中央銀行のとるべき(とることが出来る)政策に大きな違いはない。また長期的に政策の差はあるが、経済成長全体に与える影響は小さい。
市場関係者も想定外 株価上昇はどこまで続く?
日経平均株価の上昇が止まらない。これは市場関係者の間でも想定外だった。「日経平均株価は非常に強い。5月中旬以降、世界の株式は非常に力強く上昇している。日経平均も2万円は超えないだろうと考えていた市場参加者は多かった。その中で、ここまで上昇してきた」
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