また、今後は電通の広告枠のマッチングにとどまらず、同社の顧客企業の抱える問題解決への量子コンピュータの活用も視野に入れている。
船橋社長によると、量子コンピュータには大きく分けて「ゲート方式」と「アニーリング方式」の2種類の概念がある。一般的には量子コンピュータというとゲート方式のみを指す場合も少なくなく、本格的な実用化に向けて多くの大企業がしのぎを削っている。
一方で、アニーリング方式の量子コンピュータの名を冠する物としては、カナダの企業による「D-Wave」が既に商用で登場している。AQ社は量子コンピュータのソフトウェア開発を専門にしており、今回のソフトも主にこちらのアニーリング方式のハードに対応している。ただ今後は「ゲート式のハードにも適応できるようにする」(船橋社長)としている。
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