使い捨てから”使い食べ”へ アサヒビールが「食べられるコップ」開発ジャガイモが原料

» 2020年11月12日 17時55分 公開
[ITmedia]

 アサヒビールは11月12日、食べられるコップ「もぐカップ」を丸繁製菓(愛知県碧南市)と共同開発したと発表。11月16日から、都内の会員型コワーキングスペースや飲食店でテスト展開する。

食べられるコップ「もぐカップ」(出所:プレスリリース)

 もぐカップは、国産のジャガイモでん粉を原料にした飲料容器。高温高圧で原料を焼き固めることで耐水性を向上させ、中に入れた液体を漏れにくくした。また、容器自体に味を付け、飲み物や食べ物との組み合わせを楽しめるよう工夫したという。

 容器の味は、プレーン、えびせん、チョコレートの3種類。サイズはS(50ミリリットル)、M(100ミリリットル)、L(200ミリリットル)を用意し、用途に合わせて幅広く展開する。

(出所:プレスリリース)

 もぐカップは、11月16日〜27日に都内の会員型コワーキングスペース「point 0 marunouchi(ポイントゼロ マルノウチ)」でテスト展開を実施する。また、同施設内にある「BERTH COFFEE」などでは、もぐカップだけでなく、丸繁製菓が他社と共同開発した食べられるスプーン「PACOON(パクーン)」を使ったフードメニューのテスト販売を実施する。「もぐカップ」とさまざまなドリンクの組み合わせを試してもらい、使用感や耐水性を検証した上でその後の展開を検討していく。

フードメニューのテスト販売も行う(出所:プレスリリース)

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