Sansan(東京都渋谷区)は11月13日、同社が運営する名刺アプリ「Eight」のプロフィールに、複数の名刺を登録できるアップデートを実施した。加速する複業・兼業の流れに対応する。
働き方改革の一環として企業側が複業や兼業を推奨する動きを加速させ、1人で複数の名刺を持つビジネスパーソンも増えてきている。Sansanにも以前から「複数の名刺を登録できるようにしてほしい」との要望が寄せられていたという。
今回のアップデートで、1つのアカウントに異なる肩書の名刺を登録できるようになったほか、ホーム画面上部に自身の名刺を大きく表示するようにした。名刺画像をタップすることで、スムーズにオンライン名刺交換ができるよう工夫した。
クラウドソーシングサービスを提供するランサーズ(東京都渋谷区)が実施した「フリーランス実態調査2020年版」によると、雇用形態に関係なく2社以上の企業と契約ベースで仕事をこなす「複業系パラレルワーカー」は281万人。16年の同調査から10万人以上増加した。また、ランサーズに登録している約3割が、在宅勤務が推奨された20年2月以降に副業・複業を開始しているという。新型コロナウイルス感染拡大を受けた多様な働き方が、副業・兼業の動きを加速している。
最新版Eightは、iOS版ではApp Storeからダウンロードすることで利用できる。また、Android版は11月中のアップデートを予定しているという。
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