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» 2020年12月05日 05時00分 公開

「密」避ける“遊び心”と“テクノロジー” 「無印良品 東京有明」の工夫「近づけない、集めない」時代を生き抜く、企業の知恵(2/3 ページ)

[ITmedia]

7割がセルフレジ

 店舗でレジ待ちの列ができると、密集した状況が生まれやすい。そこで、同店舗ではセルフレジを積極的に導入している。全体の7割がセルフレジだという。お客が商品のバーコードをレジにかざし、決済を行う。そして、レジ横にある袋に自分で商品を詰めるようになっている。

あちこちにセルフレジがある

 レジの配置にも工夫がある。例えば、3階のフロアではレジコーナーが分散している。1カ所にレジを固めると、お客が移動する時間が長くなってしまうからだ。

 また、レジコーナーもゆったりとしたレイアウトになっている。ファミリーでの利用も見込んでいることから、ベビーカーを押しながらでも買い物しやすいようにする狙いもあるという。

ゆったりとしたスペースを確保

ベーカリーコーナーに最新のレジ

 1階のベーカリーコーナーにも、最新のレジが導入されている。「自動認識レジ」と呼ばれているもので、無印良品では初めての取り扱いになるという。このレジは、お客がトレイにのせたパンを自動で認識し、会計金額を計算してくれる。記者も実際に購入してみたが、不透明な紙袋に入った状態のカレーパンやメロンパンをしっかり認識していた。レジ業務の時短を図る狙いもあるが、密集した状況を避けるのに役立つ。

パンの自動認識レジ

 非接触・非対面で商品を受け取れるロッカーも店内に設置している。これは、ネットや店頭で注文した商品を、従業員を介さず受け取れるサービス。このロッカーはこの店舗以外でも設置を進めている。

商品を受け取るロッカー

 同店舗では先行して「食の量り売り」サービスを展開している。コーヒー、ナッツ、ドライフルーツなど50種類以上の商品を、グラム単位や個数単位で販売している。このコーナーは透明なガラスで囲われているが、密を避けるために10人前後の入場制限を実施している。

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