三陽商会、40歳以上の早期退職募集 人数は定めずセカンドキャリア支援制度

» 2020年12月21日 17時54分 公開
[ITmedia]

 三陽商会は12月21日、「セカンドキャリア支援制度」を実施すると発表した。40歳以上の正社員を対象に、早期退職者を募集する。

三陽商会が早期退職を募集(出典:三陽商会Webサイト)

 同社は、4月に公表した「再生プラン」のもとで事業構造改革を進めている。その一環として、「社外に新たなキャリアを志向する従業員に対する選択肢」として、セカンドキャリア支援制度を実施するという。

 退職者募集の対象は、退職時に40歳以上となる、販売職を除く正社員。募集期間は12月21日〜2021年1月29日で、退職日は2月28日。募集人数は特に定めない。

 退職者には所定の退職金に加えて、セカンドキャリア支援金を支給。また、希望者を対象に再就職支援も行う。セカンドキャリア支援金と再就職支援の費用は、21年2月期連結決算で特別損失として計上する予定だが、現時点では応募者数などが未定であるため、業績への影響は確定次第公表する。

セカンドキャリア支援制度の概要(出典:プレスリリース)

 また同日、神奈川県箱根町と千葉県勝浦市に保有する2カ所の保養所を売却することも発表。譲渡益約3億8000万円を、21年2月期連結決算で固定資産売却益として特別利益に計上する。

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