三陽商会は12月21日、「セカンドキャリア支援制度」を実施すると発表した。40歳以上の正社員を対象に、早期退職者を募集する。
同社は、4月に公表した「再生プラン」のもとで事業構造改革を進めている。その一環として、「社外に新たなキャリアを志向する従業員に対する選択肢」として、セカンドキャリア支援制度を実施するという。
退職者募集の対象は、退職時に40歳以上となる、販売職を除く正社員。募集期間は12月21日〜2021年1月29日で、退職日は2月28日。募集人数は特に定めない。
退職者には所定の退職金に加えて、セカンドキャリア支援金を支給。また、希望者を対象に再就職支援も行う。セカンドキャリア支援金と再就職支援の費用は、21年2月期連結決算で特別損失として計上する予定だが、現時点では応募者数などが未定であるため、業績への影響は確定次第公表する。
また同日、神奈川県箱根町と千葉県勝浦市に保有する2カ所の保養所を売却することも発表。譲渡益約3億8000万円を、21年2月期連結決算で固定資産売却益として特別利益に計上する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング