送金や海外決済、外貨両替などの機能を持つ金融アプリ「レボリュート(Revolut)」は12月23日、金および銀の取引機能を提供開始したと発表した。10円から取引可能で、リアルタイムの市場データを用いて売買できる。
保有する金や銀は、レボリュートが購入して保有する現物で裏付けられる。英ロンドン市場において買い付けおよび保管を行うため、国内で貴金属を売買するときにかかる10%の消費税はかからない。
この金や銀は、別のレボリュートユーザーへ送ることも可能。また、アプリ内の自動交換機能を利用して、指定した価格に達したら自動的に売買する設定も行える。取り扱う23通貨のいずれでも決済が可能。手数料は、スタンダードプランのユーザーで1.5%、プレミアムプランで0.25%となっている。
レボリュートは実店舗を持たずモバイル専業でサービスを提供する金融アプリ。英国で2015年にサービスを開始し、全世界で1300万人のユーザーを持つ。銀行業の免許を持たず、国内では資金移動業の免許で送金や外貨両替などの機能を提供しており、チャレンジャーバンクともいわれる。
- 体験:ベルリン発、話題のチャレンジャーバンクN26とは何か
ドイツ・ベルリンで話題の一つが、新しい銀行であるチャレンジャーバンクだ。注目すべきは、わずか10分で口座が開設できてしまうことにある。競合も出てきている中、そのビジネスモデルにも迫る。
- 残高に年利1%の利息提供 新たな形の銀行目指すKyash
フィンテック企業のKyash(東京都港区)は12月1日、銀行口座などから入金した残高に対して年利1%の利息を付与するサービスを12月8日から始めると発表した。付与されるのは、Kyashバリューで現金引き出しは行えない。
- Kyash 3Dセキュアに対応
Kyashは11月17日、「Kyash Card」が本人認証サービスの「3Dセキュア」に対応したと発表した。
- 住信SBI銀、ブランド刷新「NEOBANK」掲げる
住信SBIネット銀行は11月13日、「NEOBANK」をブランド名として採用し、ロゴやブランドサイトを刷新した。同社は新たなフェーズに入ったとし、銀行という形にこだわらず、必要なものだけに削ぎ落とした「銀行機能」をあらゆる業種に溶け込ませることが、存在価値だとする。
- 「ポイントばら撒きブーム」に乗らない決済スタートアップの戦略
ポイント還元を一切行わず、決済サービス事業を伸ばしているのが、Visaプリペイドの「バンドルカード」を提供するカンムだ。クレジットカードを持たず、ステータスも見いださない若年層。彼らに向けて、利便性の高いプリペイドカードサービスを提供する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.