ゆうちょ銀行は1月8日、不正な送金や個人情報の流出の被害が発生していたデビット・プリペイドカード「mijica」のサービスを終了すると発表した。mijicaの機能は、新ブランドのデビットカード(2022年春発行予定)に移行する。
mijicaでは、20年9月までに会員間の送金サービスを利用した不正出金で合計54件、総額332万2000円の被害が起きていた(20年9月24日時点)。その後のセキュリティ点検により、ユーザー向けサイト「mijicaWEB」での不正アクセスが発覚した。1422人の会員情報が流出した恐れがある。
ゆうちょ銀行は、mijicaの送金機能や「mijicaWEB」のサービスを停止している。ゆうちょATMでの出入金や、デビットカードとしての利用は点検のうえセキュリティの問題がなかったため引き続き提供している。これらの機能は22年夏ごろまで利用できる。
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