日産自動車は1月15日、新型SUV「キックス」をベースとした「AUTECH(オーテック)」ブランドのカスタムカーを設定すると発表した。3月3日に発売する。オーテックブランドによる商品展開は7車種目となる。オーテック専用のスポーティーなデザインを内外装に施し、特別感のあるクルマへの需要を喚起する。
キックスは、新型SUVとして2020年6月に発売。独自の電動パワートレイン「e-POWER」を搭載したモデルとなる。20年10月には、生産の増強を行うことも発表していた。
日産子会社のオーテックジャパンが展開するオーテックブランドでは、「プレミアムスポーティー」をコンセプトに、素材などの細部にこだわるユーザー向けに商品を展開。オーテックジャパン創業の地、湘南・茅ヶ崎の海と空から想起したブルーをアイコニックカラーとし、ボディーカラーに採用している。これまでに「セレナ」「ノート」「エクストレイル」「リーフ」「ルークス」「エルグランド」に設定しており、キックスが第7弾となる。
外観のデザインでは、低重心とワイドスタンスを強調するメタル調フィニッシュの専用パーツを車体下部に装備。フロントバンパーには、オーテック専用のシグネチャーLEDを採用し、その周囲にはオーテックブランド共通のドットパターンのフィニッシャーを装着することで個性を際立たせた。アルミホイールも専用デザインとなっている。
ボディーカラーは、専用カラーとして設定した「ダークブルー」と「ピュアブラック」の2トーンカラーを含む全4色をそろえた。
インテリアは、シート地に柔らかな手触りのレザレットを採用し、“海面の波の動き”をモチーフにした模様を施している。ハンドル、シート、ドアトリムにもブルーの素材を使い、インテリア全体をブルーとブラックの組み合わせで仕上げた。また、車内にはブランドを象徴するブルーステッチも施している。
希望小売価格は311万4100円(税込)。
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