プラザクリエイト(東京都中央区)は1月26日、Web会議向けの個室型ブース「One-Bo」(ワンボ)の提供を始めた。同社が手掛ける証明写真ボックスの技術を転用したもので、Zoomの日本法人であるZVC Japanが開発に協力した。コロナ禍で、オフィス内外でのWeb会議スペースの不足を解消する狙いがある。価格は49万8000円(税別・設置料別、以下同)から。
One-Boは1人用の個室型ブースで、ブース内にはデスク、LED照明、電源コンセント、USBポート、換気ファンなどを備えている。扉にはスマートガラスを採用。個室内のスイッチを押すと、ガラスが一部不透明になり、外から覗けなくなる。
ラインアップは、209.5(高さ)×100(幅)×100(奥行き)センチで49万8000円の「One-Bo 1.00」と、209.5(高さ)×120(幅)×120(奥行き)センチで54万8000円の「One-Bo 1.20」を用意。オプションとして設置場所のデザインに合わせ、壁面をラッピングできる。証明写真ボックスの技術を転用したことで、競合製品と比べて価格を抑え、壁面ラッピングのバリエーションも充実させたという。
オフィスとシェアオフィス内への設置の他、駅やカフェ、公共施設などへの導入も見込む。ソフトバンクコマース&サービス(C&S)が販売パートナーとなり、2025年までに1万台の販売を目指す。ソフトバンクC&Sからは、Zoomとのセットプランも提供する。
プラザクリエイトが2020年12月に行った調査では、51%のビジネスマンが月に一度以上「会議室が足りない」と感じていることが判明した。カフェや公共の場でWeb会議をする人も多く、20.8%の人は他人がオンライン会議をしている際に、具体的な個人名や会社名など機密情報と思われる内容を聞いてしまったことがあると回答した。
社員2000人「7割がリモートワーク」実現 KADOKAWAが“出社前提・紙文化”から脱却できた理由──きっかけは「マンガ」作戦
オフィス解約、総務も全員“フルリモート”に急転換 「持たない」決断した企業が絞った知恵
「オフィス縮小」即断、電話や掃除もオンライン化──“用意周到”だった企業が直面した盲点
高級椅子442脚を社員へ譲渡、朝礼も廃止──“こだわりのオフィス”を4割縮小、コロプラの決断
オフィス移転計画中にコロナ襲来──混乱の中で1000人以上が一斉リモートワーク、KADOKAWA“総力戦”の背景Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング