今回のケースについては、食品ロス削減に取り組む消費者庁も注目していた。
1月21日、サッポロビールの高島英也社長が消費者庁を訪問し、井上信治消費者担当大臣に面会。ビールを発売することになった経緯を報告した。通常は社員が行うことだが、消費者庁側から大臣に直接会うよう提案があったという。
今回のようなケースについて、消費者はどう考えているのだろうか。その一端が伺える調査がある。
日本トレンドリサーチは1月19日、「商品パッケージの誤表記に関するアンケート」の結果を発表している。調査期間は1月17〜18日で、集計対象人数は2200人だ。同調査では、今回のスペルミスビールのことにも言及している。
「食品または飲料のパッケージの商品名に“誤った表記”があったとして、その商品を製造会社が回収・廃棄する場合、『もったいない』と思うか」と尋ねると、「思う」(86.0%)が「思わない」(14.0%)を大幅に上回った。
また、「購入するつもりの食品・飲料のパッケージに商品名が誤表記されている場合その商品を購入しますか?(誤表記以外の品質や安全性には問題はないものとします)」と質問すると、「安くなっているなど、他の付加価値があれば購入する」(54.8%)という回答が最も多く、「購入する」(36.1%)、「購入しない」(9.1%)と続いた。
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