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東急バスが「シェアオフィスバス」の実証運行開始 移動しながら働きたい人向けSatellite Biz Liner

» 2021年02月08日 15時20分 公開
[ITmedia]

 東急バス(東京都目黒区)は2月8日、車内で仕事をしながら目的地まで移動するシェアオフィスバス「Satellite Biz Liner」の実証運行を開始すると発表した。2月16日から、市が尾駅・たまプラーザ駅〜渋谷駅・東京駅間で運行する。

Satellite Biz Liner使用車両(出所:プレスリリース)

 東急バスは、Satellite Biz Linerのコンセプトを「動くシェアオフィス」とし、乗車と同時に仕事を開始すれば通勤時間が就業時間になるという点を訴求する。

 車両はWi-Fi、化粧室のほかUSB充電ポートを完備。また希望者には、竹とビーズクッションで作られたYogiboの膝上テーブル「Traybo2.0(トレイボー2.0)」の貸し出しを行うという。

通勤時間を有効活用(出所:プレスリリース)
膝上テーブル「Traybo2.0」の貸し出しを行う(出所:プレスリリース)

 朝便は、午前8時20分に新羽営業所(横浜市)を出発し、市が尾駅、たまプラーザ駅を経由し、渋谷駅に午前10時15分着、東京駅南口には午前10時45分に到着する。夕方便は、東京駅を午後4時25分に発車し、渋谷駅を経由して午後5時35分にたまプラーザ駅、午後5時55分に市が尾駅に到着する。

運行区間(出所:プレスリリース)

 運賃はたまプラーザ駅〜渋谷駅間で大人・片道1000円(税込、以下同)、たまプラーザ駅〜東京駅南口間で1400円となっている。また、東急線通勤定期券を所持し、東急が展開する「DENTO」のLINE公式アカウントから予約した場合は、100円割引するという。

 Satellite Biz Linerは事前予約制で、朝便は利用する日の7日前から当日の午前8時20分まで、夕方便は午後4時25分までの予約に対応する。

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