J.D.パワージャパンは、2021年生命保険契約満足度調査の結果を発表した。コロナ禍の中で、生命保険各社はオンライン面談を取り入れ始めている。その結果、コロナウイルス収束後もオンライン面談を希望する顧客は来店型を上回った。
対面型生命保険各社において、営業担当との面談方法は、「訪問型」が71%と最も多く、ついで「来店型」が21%、「オンライン型」は2%にとどまった。一方で、オンライン型の満足度は非常に高く、「訪問型」「来店型」を大きく上回った。
その結果、コロナ収束後に希望する面談方法は、「訪問型」が52%と最も多いが、2位に「オンライン型」が17%で入り、「来店型」の15%を上回った。
今回の調査では、新型コロナウイルスの感染拡大と生命保険に対する考え方も聞いた。その結果、「生命保険がさらに大事なものと思うようになった」という回答が約7割となった。特に、コロナの重症化リスクが比較的少ないとされる20代の若年層で、その傾向が強かった。
対面型生命保険の総合満足度ランキングは、1位がソニー生命だった。「支払保険料」「手続き・書類」の2つの要素で最高評価だった。2位はプルデンシャル生命だった。「商品提供」要素で最高評価だった。3位にはネオファースト生命が入った。
ダイレクト型生命保険では、1位はライフネット生命だった。「顧客対応」「商品提供」「支払保険料」「手続・書類」の全ファクターで最高評価だった。2位にはオリックス生命が、3位にはメットライフ生命が入った。
本調査は、直近1年以内に生命保険を新規購入、また更新手続きを行った顧客を対象に、契約プロセスにおける保険会社への満足度を聞いたもの。今回で11回目の実施となる。20年11月中旬から12月上旬にかけて、インターネットで6285人から回答を得た。
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