ビットコインは3月13日の週末、6万ドルの大台を超え過去最高値を更新した。2月中旬に5万ドルを超えてから、約1カ月でさらに1万ドル上昇した。日本円では一時672万円を付け、同じく過去最高値となった。
価格上昇で時価総額も増加し、1兆1000億ドル(約120兆円)を超えた。これはフェイスブック(7600億ドル)やテンセント(7700億ドル)を抜き、グーグル(1兆3800億ドル)に迫る額だ。また、銀の時価総額である1兆4200億ドルにも近づいている。
米国では1兆9000億ドル規模の追加経済政策が成立したことで、金融市場に楽観ムードが出てきており、これがビットコインなどにも追い風となった模様だ。
一部の大企業は現金をビットコインに変える動きを取っている。米マイクロストラテジーは54億6000万ドル(約5950億円)相当のビットコインを保有。米スクエアは4億8100万ドル(約524億円)相当、米テスラは25億8300万ドル(約2815億円)相当のビットコインを保有している。
上場企業のビットコイン保有の動きは米国以外にも広がっている。香港上場の自撮りアプリ大手メイトゥは3月7日に計約40億円分のビットコインとイーサリアムを購入したことを明らかにした。また、ノルウェーの石油ガス大手アケルも、子会社を通じ63億円相当をビットコインに投資する計画を明らかにしている。
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