ビットコイン価格は上昇が継続し、2月18日に550万円を超えた。過去1年間で637%増加しており、最高値を更新し続けている。
17年のバブル時は国内の個人投資家などが主なプレーヤーだったが、今回の買い手の主役は米国企業のようだ。2020年夏にビットコインへの投資を行い大成功した米マイクロストラテジーは、新たに9億ドルの転換社債を発行し、追加でビットコインを買う計画だ。
同社は20年8月に手持ちの現金の半分を使い、ビットコインを購入。これまでの購入総額は10億ドルを超える。以来、ビットコイン価格は350%上昇し、ビットコイン保有企業としてマイクロストラテジーの株価も600%上昇した。
米テスラも2月8日にビットコイン購入を公開。15億5000万ドルを投資したという。
決済大手のペイパルやマスターカードが仮想通貨の取り扱い開始を発表するなど、仮想通貨は次第に社会に受け入れられているようにも見える。ただし、価格上昇ペースは急だと指摘する声もある。
JPモルガン・チェースは16に公開したレポートで、「1月以降のビットコインの動きは投機的」だと指摘した。9月以降、ビットコインの時価総額は7000億ドル増加しているが、機関投資家からの資金流入は110億ドルにとどまる。11月以降の上昇の原動力は、小口の個人投資家ではないかと、レポートでは分析している。
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ビットコインで日本円が借りられる 仮想通貨金融が発展の兆しCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
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