ノンファンジブル・トークン(NFT)市場が、国内でも盛り上がりを見せている。コインチェックが3月24日に開始した、NFTのマーケットプレイスは、1週間で利用者が1万2000人を突破した。
併せて、サービス開始を記念したコラボ企画として、ブロックチェーンゲーム「クリプトスペルズ」の新規カード(NFT)を4月1日に発売したところ、わずか6分で19枚のカードすべてが売り切れた。すべてのカードが出品から5秒以内に購入されたという。1枚のカードに1.5ETHの値段が付いており、日本円換算で約30万円。
NFTとは代替不可能トークンの意味で、1点ものとしての価値を持つトークン。複製ができない特性を生かし、デジタルアートの売買が海外を中心に盛り上がっている。3月には、宇宙人の顔を描いたCGアバターが日本円にして8億1400万円で落札され、話題になった。デジタルアイテムとしてだけでなく、アート作品の所有権の証明などにも利用され、ブロックチェーンの新しい用途として注目されている。
NFTの売買はブロックチェーン上で行なわれるが、DeFiブームなどもありネットワーク手数料が高騰している。コインチェックは取引所「Coincheck」内にNFTの売買が行えるマーケットプレイスを構築。Coincheck口座内の仮想通貨を用いて、ネットワーク手数料なしでNFTが売買できることを特徴としている。
今後、ブロックチェーンゲームで利用できるNFTだけでなく、アートやスポーツなど幅広い分野のNFTを取り扱うとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング