「お菓子ドンキ」と「お酒ドンキ」に行ってみた 品ぞろえから見えた“初挑戦”の狙い東京駅の目の前(3/5 ページ)

» 2021年05月21日 10時01分 公開
[昆清徳ITmedia]

贈り物需要を狙った「山崎」や「ドンペリ」

 通路に面した高級酒コーナーも存在感がある。入手困難になりつつあるサントリーのウイスキー「山崎」や「響」を陳列しており、多くの人が足を止めていた。

通路に面した高級酒コーナー

 シャンパンの品ぞろえも充実している。1本数万円もするドンペリがいくつも並んでいた。

 記者が確認できた中で、最も高額だったのは32万7800円の「マッカラン25年」だった。

高額なお酒をそろえる

 このコーナーでも「贈り物には良いお酒」とPOPで強くアピールしており、旅行や出張のついでにパパっと購入したい利用客のニーズを意識している。

遊び心のある「ウイスキーがちゃ」

 店内では、ワイン、焼酎、クラフトビールなども販売しているが、遊び心のある仕掛けもあった。それは、「ウイスキーがちゃ」コーナーだ。紙袋に入った100本のウイスキーが並んでおり、3850円で販売している。購入するまで中身は分からない。POPには「『響21年』(7万6780円)が当たる確率は100分の1」や「『シングルモルト山崎』(1万780円)は100分の6」と分かるように記載してある。同コーナーの横には、同じような趣旨のシャンパーニュの福袋売り場もあった。

ウイスキーがちゃ

 福袋形式の販売は他の酒販店でも行っているが、コーナー名や演出の仕方に“ドンキらしさ”を感じた。

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