笹川スポーツ財団(東京都港区)は、全国の18歳以上の男女を対象に、「スポーツライフに関する調査2020」を実施した。その結果、好きなスポーツ選手の1位は「羽生結弦」だった。2018年の前回調査に続き1位を獲得した。
好きなスポーツ選手の1位は「羽生結弦」(7.8%)、次いで「イチロー」(7.5%)、3位が「大谷翔平」(5.1%)、4位が「大坂なおみ」(4.9%)、5位が「浅田真央」(4.2%)という結果に。4位の大坂なおみは、調査以来初の上位となった。
大坂なおみは、女性からの得票率が8.0%と人気が高く、年代別では、70歳代が9.1%、40歳代が5.5%と割合が高かった。20年全米オープンで2年ぶりに優勝するとともに、BLM(Black Lives Matter)運動支持の表明で大きな話題となった。羽生結弦は女性からの人気が15.3%と高く、3位のイチローは男性からの人気が10.1%と最も高かった。
10年から20年までの好きなスポーツ選手の推移をみると、過去6回の調査全てで上位に入ったのはイチローと浅田真央だった。両者はともに引退した選手だが安定した人気を誇っている。特に、イチローは過去6回の調査のうち1位を3回獲得し、今回の調査でも2位に入った。
新たに10位以内に入った選手は、4位の「大坂なおみ」(4.9%)、7位の「池江璃花子」(2.0%)、8位の「渋野日向子」(1.8%)、9位の「坂本勇人」(1.6%)、10位の「リオネル・メッシ」(1.4%)だった。7位の池江璃花子は、白血病の長期療養を経て、20年7月に東京オリンピック開催前のイベントでメッセージを発信。同年8月には競技に復帰した。
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