「かつや」運営会社が新業態「スーパーグリルブラザーズ」をオープン コロナ後を見据えた戦略は?銀座のコリドー街(2/2 ページ)

» 2021年06月03日 14時27分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2       

深酒する客が減ったことに対応

 店舗面積は約380平米で、1階と2階合わせて166人分の座席を用意した。1階には、テーブル席とカウンターだけでなく、テレビを見ながら食事ができるハーフスタンディングエリアもある。

テレビを見ながら気軽に食事をするシーンを想定したエリア

 もともと、ミールワークスはこの店舗でラテン料理を提供していた。オープンするのは夕方以降(平日)で、店内は薄暗い雰囲気だったという。同社の小島一生社長は「店内を明るくして、気軽に仲間とワイワイ盛り上がれるようにした」と説明する。

テークアウト需要にも対応

 深酒をする客は減少傾向にあるため、お酒をそれほど飲まない層でも楽しめるように、写真映えするサワーやノンアルコールカクテルなどを充実させた。また、コロナ禍で持ち帰り需要が高まっているため、テークアウト商品も販売する。

 テレワークが普及したとはいえ、出勤するビジネスパーソンはまだまだ多い。コロナが収束した後、飲み会需要はある程度復活すると見込まれるが、同店のビジネスモデルは支持されるか。

写真映えするドリンクを提供
落ち着いて会話をする席もある
前のページへ 1|2       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.