店内構成は「レディース」「タウン」「アウトドア」「スポーツ」と4つのエリアに分けた。タウンやアウトドア、スポーツ売り場では男性向けやユニセックス製品を取り扱い、性別問わず買い物を楽しめるように配慮している。また、アウトドア売り場では、SNSなどで話題となっているアウトドア用品も取り揃えている。
同社は南柏店を、今後フランチャイズで展開していくための「実験店舗」と位置付ける。具体的には、商品の品ぞろえはショッピングモール内の店舗と同じ「女性向け4割、ユニセックス2割、男性向け4割」の構成で良いのか。大量出店に備えどのような品ぞろえが良いのか、などの検証を進める。
#ワークマン女子のモール店は女性客が7〜8割を占めてきた。一方で同社には、男性客の割合も増やしたい考えがある。作業着などのプロ向け製品を扱ってきた同社は、男性用の製品ラインを多く持っている。経営効率を考えると、男性向け製品がより多く売れた方が効率的というわけだ。
#ワークマン女子ではファミリー向けのお客を意識し、動線を工夫するなど子ども向けや男性向け製品をまとめ買いしやすい売り場構成としている。モール店と路面店で客層の違いがあるのか、どのような構成がふさわしいのか、運営しながら検討するという。
路面店1号店を流山市に設置したのも理由がある。同店が位置する柏、流山エリアには、すでに路面店やショッピングモール内の「ワークマン」「WORKMAN Plus(ワークマンプラス)」が存在する。同社にとって#ワークマン女子は、既存店から一般客を誘導し、店内の混雑解消を目指す狙いがある。既存店からどこまで一般客を誘導できるのか検証を進めるうえでも最適な立地だったという。
しかし、一般客の分散を図るのであれば、従来の「ワークマン」「ワークマンプラス」として店舗数を拡大したら良いのではないか――。その問いに対して、担当者は次のように回答する。
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