LayerX(東京都中央区)の提供するクラウド請求書処理サービス「LayerX インボイス」は、経理・財務部門におけるクラウドサービス利用の実態調査を実施した。その結果、クラウドサービス(以下SaaS)の利用がテレワーク推進に寄与する一方で、7割以上が単純作業を自動化できないことや、操作の難しさに課題を感じていることが分かった。
テレワーク導入で、会計・経理業務で新たなツールを導入したか?(LayerX調べ)
新型コロナウイルスの影響によりテレワークを導入したかの質問では、40%がコロナを機に導入した。またテレワーク導入に伴い会計・経理業務において新しいツールを導入したかでは、39.5%が導入したと回答、検討中が27.3%となった。
SaaS導入前に期待した効果を尋ねると、「人的ミスの削減」が52.1%とトップになった。次いで「紙媒体の削減」(45.8%)、「人件費の削減」(33.0%)となった。一方、導入後に感じている課題を聞くと「ソフトの利用方法が分かりにくい、使いづらい」が46.6%、「既存の業務フローに適さない」が31.8%、「ソフト提供社の人的フォローが不十分」「手入力の多さ」が26.1%から挙がった。
クラウドツール導入後に感じている課題(LayerX調べ)
SaaS導入検討には、ソフト提供社による導入前後でのサポートの活用、自社メンバーのITリテラシーに合わせた導入計画の立案、遂行が必要不可欠だと課題からみてとれる。
また、SaaS導入によりテレワーク化が加速したか? の設問では導入社の46.1%が感じていないと回答している(どちらともいえないを含む)。部分的な自動化だけでなく業務フローそのものを見直し、既存ツールとの連携などを含めたITツール起点でのフロー構築も視野に入れるべきだ。
調査は全国の経理・財務関連部門1062人を対象にオンライン上で実施した。期間は5月24日〜27日。
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