実際に育休を取得した男性に、取得時に不安はあったか尋ねた。その結果、52.4%が「とても不安だった」「少し不安だった」と回答した。
回答した人からは、「職場にスムーズに戻れるか不安だった」「過去に男性で育休を取得した社員がいなかったから」「会社のキャリアが断絶するのではないかという不安があった」といった声があった。前例が少なく、育休取得による影響範囲が見えづらいこと、周囲も対応に慣れていないことなどが不安の主な原因となっているようだ。
男性の育休取得のために何が効果的か聞いたところ、「上司や同僚の理解・サポート」が77.2%で最多となった。次いで「職場の積極的な推進」(68.6%)、「収入の保障を手厚くする」(52.9%)と続いた。
厚生労働省が実施した調査では、4人に1人が育児休業などを理由にした男性社員への嫌がらせ「パタニティーハラスメント」があったと回答している。エバーセンスは、「育休を取得することがあたり前の選択肢となるような働きかけが求められている」と指摘する。
調査は5月21日〜6月13日に同社が運営するサービス内で実施した。同社のアプリ「ninaruポッケ」「パパninaru」利用者563人(男性:196人、女性:367人)を対象とした。
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