現在はアウトドアブームだという声が聞こえてくる。実は過去にもブームが巻き起こっていたのをご存じだろうか。それは1990年代の半ば頃で、年間のキャンプ人口が約1800万人(19年は860万人、日本オートキャンプ協会調べ)にのぼり、三菱自動車のパジェロが飛ぶように売れた時代の話だ。
緊急事態宣言が明け、新規感染者数の増加も気になるところだが、今年の海・山開きは、状況を見ながら開く場所が出てきている。昨年の全面中止を思えば、少しずつでも屋外レジャーが復活しつつあるように見える。
世界的なパンデミックから、日々の生活において密閉・密集・密接しない「3密回避」の条件が求められている。もともと、広大な自然のロケーションを前提としたアウトドアにとって、この3密回避も追い風となっているようだ。
スペースキー(東京都渋谷区)が運営する、キャンプ場予約検索サイト「なっぷ」の調べによると、21年3〜5月までの1施設当たりの予約件数は、コロナ感染対策を講じながら営業したこともあって、コロナ禍前の19年に比べても上回る結果となった。
今回は、コロナ禍でも盛り上がるアウトドアの最新トレンドから、支持を集めている切り口について解説してみたいと思う。
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