象印マホービンが6月28日に発表した2021年11月期第2四半期(20年12月〜21年5月)の連結決算は、売上高425億円(前期比6.7%増)、営業利益48億円(同55.0%増)、純利益30億円(同51.3%)だった。緊急事態宣言の再発出による、巣ごもり需要の拡大などが影響し、調理家電製品、リビング製品、生活家電製品ともに前年を上回る結果となった。
連結全体の国内売上高は前期比4.2%増の270億円。海外売上高は同11.5%増の154億円で、海外売上高構成比は36.5%となった。台湾の売り上げが減少したものの、北米や中国、東南アジアでは前年実績を上回った。
製品区分別では、調理家電製品の売上高が309億円(前期比8.5%増)となった。国内では、炊飯ジャーの普及価格帯が前年実績を下回ったものの、同社の最高級モデルの圧力IHジャー「炎舞炊き」シリーズが好調に推移し、全体としてほぼ前年並みの売り上げを確保した。また、巣ごもり消費で需要の高いホットプレートやオーブントースターなどの販売が伸長。前年実績を大幅に上回った。
海外では、北米や中国、東南アジア市場で炊飯ジャーや電気ポット、電気調理器具が好調に推移した。特に北米市場では巣ごもり消費による需要拡大により調理家電製品の販売が大幅に増加したという。
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