コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年は例年よりも光熱費が増えたようだ。パナソニックはコロナ禍での夏の光熱費実態の調査とともに、真夏におけるエアコンの「つけっぱなし運転」と「こまめに消す運転」の光熱費の違いについて、独自の実験結果をもとに検証した。
同社の独自データによると、19年と20年の6月〜8月の平均値を比較するとエアコンの24時間連続稼働運転回数は23%増加、平均稼働時間も1.2時間増加したことが分かった。
コロナ禍でエアコン稼働が増加
コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことにより、前年と比べ光熱費は変化したかの設問では、「光熱費が増えた」と4割以上(40.4%)が回答した。原因については「平日、週末ともに出かけることが減ったため」が76.1%、「自炊をすることが増えたため」が54.1%となった。
また、「部屋を換気していたため」と回答した人の約半数は、喚起時にエアコンを同時使用していた。他にも「オンライン授業」と回答した人も複数おり、学生も光熱費の負担が生じていた。
コロナ禍で使用が増えた家電は何かの質問では、1位が72.5%で「エアコン」と回答した。次いで「テレビ」61.7%、「調理家電」47.7%となった。その他の回答にはPCやWi-Fiルータなど、在宅勤務やオンライン授業をしている人が増加していた。
同社は、独自のアルゴリズムを用いた、同じ外出時間、外気温条件によって帰宅時の運転の消費電力が異なることに着目したシミュレーションを実施した。その結果、冷房使用時において、外気温が35度以上の猛暑日の場合は室温が上昇しやすいため「つけっぱなし」運転、30度程度までならば室内温度がそこまで上がらないため、「こまめに消す」運転の方が電気代の節約につながることが分かった。
35度を境に、つけっぱなし運転とこまめに消す運転で電気代の多寡が変化
また、フィルターにホコリが多く付いた状態ではモーターやコンプレッサーに負荷がかかるため、1日のうち数時間はエアコンを休ませ、自動おそうじ機能や内部クリーンの活用が効果的とした。
コロナ禍の光熱費に関する実態調査は、5月31日、全国のエアコンを所有している20〜60代の男女550人を対象にインターネット上で実施した。
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