岩手県の「住みここちランキング」2021発表 紫波町や滝沢市を抑えトップになったのは?大東建託が調査(1/2 ページ)

» 2021年07月14日 12時24分 公開
[ITmedia]

 大東建託は、岩手県に住む成人男女が対象の居住満足度調査を行い、その結果を発表した。それによると「住みここち(自治体)ランキング」1位は、2年連続で県庁所在地の盛岡市だった。

住みここちランキングの結果は?

 盛岡市は県の中心部に位置しており、毎年秋になると市内の川にはサケが遡上する姿が見られる。また、1911年に完成した「岩手銀行赤レンガ館」や、藩政時代の商家などが残っている。

 居住者からは「歩いてスーパー、薬局、クリニック、市役所、郵便局などに行ける。また、駅が近く、中心地まで一駅なので便利。公園、学校も近いので子育てしやすい。居酒屋も多い」(25歳女性)や「人が優しく温かい。きつ過ぎる言動も少ない。地方都市としては、真面目で穏やか。発展し過ぎず、杜と川の都として自然豊かで過ごしやすい。県民の一体感がある」(63歳女性)といったコメントが寄せられた。

住みここちランキング1〜12位(出所:リリース)

 2位の滝沢市は盛岡市の北西部に位置している。かつて、人口日本一の滝沢村として有名だったが、2014年に滝沢市となった。盛岡市のベッドタウンとして発展し、市内には盛岡大学や岩手県立大学がある。居住者は「全国的に見ても、名物料理やきれいな街並みが紹介される事が多いと感じる。商業都市でありつつも自然豊かなところもあり、バランスが良い」(29歳女性)や「一軒ごとの土地が広いため、建物同士が離れているので日当たりが良い」(51歳男性)といった点を評価する。

 3位の紫波町は、4つの酒蔵があることから酒の街として知られる。環境や景観に配慮したまちづくりを目指しており、公民連携手法を用いた「オガールプロジェクト」が全国的に有名だ。居住者からは「自然豊な田舎町。近所にはスーパーの他、産直もあるので、新鮮でおいしい野菜や果物が安価で購入できる」(51歳女性)や「誰に会っても必ずあいさつはする。お互いに安否の確認など行う。近所同士でいろいろお裾分けがある」(66歳男性)といった声が聞かれた。

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