ただ、雷氏は今月5日、シャオミだけでなく、同社創業前までトップを務めていた、互換オフィスソフト「WPS Office」で知られるキングソフト(金山軟件)社員へのボーナスも発表しており、気前の良さが改めて認識されている。
キングソフトや雷氏によると、約8000人いる全社員がそれぞれ600株ずつを付与されるという。発表日終値ベースで見ると、1人が受け取る株式は371万円の価値がある。
キングソフトは特別ボーナスの目的を「グループへの貢献に対する感謝と、今後も当社にとどまり成長に寄与してくれることへの期待」と説明している。
雷氏自身はウェイボで、「21年はキングソフト董事長(会長)になって10年目の節目。10年の売上高が10億元(約170億円)だったのが、20年に120億元(約2000億円)に成長した。社員の努力によるものだ」と投稿した。
雷氏は1992年にキングソフトに6人目の社員として新卒入社。20代でトップに昇りつめ、IPOを見届けた07年にCEOを辞職した。その後10年にシャオミを創業したが、20年まで会長、名誉会長を務め影響力を持ち続けた。
雷軍氏(右)はキングソフトを大企業に育てた功労者としても知られる
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