ハンコメーカーの岡田商会(大阪市)は、ハンコを点描のように連打して描くハンコアートキット「捺すアート」を20日に発売した。ハンコアートの認知度向上と子どもの夏休みの自由研究需要を取り込む狙いで、公式オンラインショップにて販売する。
同社は2016年から、ビジネス上の承認を目的とした事務的なハンコ以外にもコラボした人気のアニメキャラクターや動物のイラストを用いたエンタメハンコを販売している。20年11月、河野太郎行政改革担当大臣の「脱ハンコ」発言をきっかけに、ハンコの新しい価値を作っていく必要性を感じ、より一層エンタメハンコの製作に力を入れ始めた。
現在、66シリーズのエンタメハンコを展開し、累計販売本数は12万本以上。日々のコミュニケーションだけでなく、銀行での口座開設などのハンコとしても使用できることから人気が高まっているという。
同社が7月20日から発売する「捺すアート」は、ハンコアート作家・安東和之とのコラボにより生まれた。完成サンプル品をもとに、ハンコ1本だけで絵を完成させる。難易度の異なるデザインを用意し、子どもから大人まで楽しめる設計にした。
同社は今回の取り組みについて「ユニークなハンコ企画を通じて、ハンコに愛着を持つ人を増やしていきたい」と話した。
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