夏休み、旅行に行く人の割合は? 移動手段は「自家用車」が最多旅行者数は20年より増加

» 2021年07月29日 10時30分 公開

 定額カーリースを運営するナイル(東京都品川区)は、全国の小学生の子どもを持つ親を対象に、夏休みの旅行や交通手段についての調査を行った。2021年の夏休みに家族で旅行するか(したか)を聞いたところ、「旅行しない(しなかった)」が50.5%で、「旅行する(した)」人は49.5%だった。

夏休み 夏休みの移動は自家用車が最多(画像はイメージ)

 20年に行った同調査では「旅行しない」が60.5%、「旅行する」が39.5%で、昨年に比べて「旅行する」と回答した人が増加した。

 「旅行しない」と回答した人に理由を尋ねると、最も多かったのは「コロナだから」で78.6%を占めた。次いで「仕事・子どもの予定があるから」(8.9%)、「お金がないから」(6.8%)だった。

夏休み 旅行をしない(しなかった)理由は?(ナイル調べ)

 「旅行する」人に旅行先を聞いたところ、「住んでいる都道府県内」が53.5%、「住んでいる都道府県外」が46.5%だった。20年の調査では「都道府県内」が61.2%、「都道府県外」が38.8%で、今年は「住んでいる都道府県外」に旅行する人が増加した。

 主な交通手段は何か尋ねたところ、1位は「自家用車」で64.1%と半分以上を占めた。次いで「飛行機」(19.5%)、「電車」(10.8%)、「レンタカー」(2.2%)と続いた。「自家用車」を選んだ理由で最も多かったのは「便利・楽だから」で46.0%だった。20年の調査では約半数が「コロナ感染を避けたいから」という理由を挙げたが、今年は利便性を重視して自家用車を選んでいる人が多かった。

夏休み 旅行の移動でメインとなる交通手段は?(ナイル調べ)

 データ分析のヴァリューズが21年6月に行った調査によると、今年の夏の旅行先選びで重視することは「温泉」や「宿泊先でゆっくり過ごす」との回答が20年と比べ減少し、「アウトドア」や「マリンスポーツ」といったアクティブな項目が3.0ポイント増加した。現在、東京と沖縄には緊急事態宣言が発出されている。旅行先選びや交通手段も変化が見られていて、消費者の選択に注目が集まる。

 ナイルが実施した調査は、全国の小学生の子どもを持つ親を対象に、インターネットで実施した。期間は21年7月3〜15日、有効回答数は1061人。

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