クルマはどう進化する? 新車から読み解く業界動向

レクサス、新型「ES」発売 静粛性と乗り心地向上で「新たな価値を付加」基幹モデルの進化(1/2 ページ)

» 2021年08月26日 15時50分 公開
[ITmedia]

 LEXUS(レクサス)は8月26日、新型「ES」を発売した。同車は2021年4月に開催された上海モーターショーで世界初公開されていた。メーカー希望小売価格は599万〜715万円。

レクサス ES300h“version L”(ソニックイリジウム、オプション装着車)

 ESは、1989年にフラッグシップセダンLSとともに販売を開始。これまでに80以上の国や地域で累計約278万台を販売してきたLEXUSラインアップの基幹モデルだ。

 新型ESは、LEXUSの原点である静粛性と乗り心地の向上を図り、快適性を磨き上げたとしている。あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速をシームレスに操作できるよう、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を追求した。

レクサス ES300h“version L”(インテリアカラー : モーブ、オプション装着車)

 具体的には、LEXUS独自の手法により、リヤサスペンションメンバーブレースの剛性を高め、高速のレーンチェンジなどのシーンにおける操縦安定性を向上。加えて“F SPORT”に新型のアクチュエーターを用いた最新のリニアソレノイド式AVSを採用。減衰力の低減や可変幅を拡大することで、乗り心地と操舵応答性の向上を両立した。

レクサス ES300h“F SPORT”(ホワイトノーヴァガラスフレーク、“F SPORT”専用色、オプション装着車)
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