ログハウスを扱うアールシーコア(東京都渋谷区)は、車でけん引して移動できる車輪付きのログハウス「走るログ小屋」を、10月16日から販売する。コロナ禍でプライベートな空間で過ごす時間が増えたことに伴い、自宅環境の見直しや自然のある環境への移動、移住の関心が高まっている点に着目し、開発した。
キャンピングカーのレンタルサイトを運営するアイビル(東京都渋谷区)の「レンタルキャンピングカー白書2020」によると、レンタルサイトの掲載店舗数は19年から20年にかけて2割増となっていた。。コロナ禍での三密回避手段として注目を集めていることが背景にあると推測できる。
実際に、アールシーコアが16年から販売している建てるタイプのログ小屋の購入申し込み件数も、21年4〜8月で前年比221%になっているという。
今回発表されたのは12フィートサイズの「IMAGO itel(イマーゴ・イーテル)」と、20フィートサイズの「IMAGO X(イマーゴ・エックス)」の2モデル。本体価格は「IMAGO itel」が386万円〜、「IMAGO X」は442万円〜(諸経費は別途)。
同社はけん引車の条件などについて「けん引車はSUVなど、一定馬力のある車が適しています。運転時には普通免許に加え、けん引免許が必要です。ログハウスは車と同様の扱いになるため、車庫証明と車検が必須。設置場所に関しては車のルールに準ずるかたちになります」と説明した。
車でけん引して自由に移動し設置できるため、建設が難しいエリアにも進出可能だ。コロナ禍でのテレワークや在宅勤務、今後の趣味活動の拠点としてなど、時代のニーズに合わせた活用が期待される。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PRアクセスランキング