メタップスは10月7日、複数のSaaSを一元管理できるサービス「メタップスクラウド」の連携SaaS数が100を突破したと発表した。国内外の利用者が多いSaaSに対応した。今後、業界特化型SaaS(バーティカルSaaS)への対応も増やし、冬までに200種の連携を目指す。
メタップスクラウドは、企業が利用する複数のSaaSと連携させることで、利用状況やコストを見える化するサービス。利用するSaaSの増加により、社員の入退職や異動によるアクセス権の管理は複雑さを増しており、この課題に対応する。
また、メタップスクラウドへのログインID一つで、複数のSaaSにログインできるシングルサインオン機能も備えており、セキュリティの向上や従業員にとっての利便性の向上にもつながる。
連携しているSaaS同士でユーザー認証を行うための共通規格に「SAML」があり、SaaSがこれに対応することで、複数のSaaSが連携することが容易になる。同社では、SaaSがSAMLに対応するためのオープンソフトウェアも公開しており、業界のSAML対応も促進している。
今回の連携SaaS数100突破に当たっては、SAMLを使った連携だけでなく、ログインフォームを使った連携にも対応しており、SAML非対応のSaaSについても連携数が増加している。
SaaS先進国の米国では、1社あたり導入SaaS数が100に上るといわれており、管理コストが増大している。国内でも企業が導入するSaaSの数は増えており、マネーフォワードやラクスルなどもSaaS管理サービスへの参入を発表している。
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