三重県のキャンプ場に、2棟限定の「グランピング施設」が誕生 キャンプ場の活用が狙い

» 2021年10月08日 11時00分 公開
[堀井塚高ITmedia]

 キャンプ場を運営する、紀伊長島レクリエーション都市開発(三重県紀北町)は10月4日、三重県の熊野灘臨海公園内にある「孫太郎オートキャンプ場」の敷地内にグランピング施設「シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘」をオープンすると発表した。キャンプ場の新しい活用方法を模索する狙いだ。

紀伊長島レクリエーション都市開発は、グランピング施設「シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘」をオープンする(画像:以下、リリースより)

 シーサイドテラス グランピングドーム熊野灘は、2棟限定のラグジュアリードーム型テントを配したグランピング施設。定員は2〜4人で宿泊料金は2万円(2名1室利用時/1名料金)となっている。海・山に囲まれたロケーションを特徴としており、シーカヤックやサップ体験、地元食材を使ったプリン&アイスクリーム手作り体験など、アクティビティが充実しているのが特徴だ。

土地の利を生かしたアクティビティを提供する

 冷暖房完備の室内には電源コンセント、冷蔵庫、電子レンジなどが備え付けてあるほか、フリーサイズのパジャマも用意。ウッドデッキの敷地内にある専用のトイレ・シャワー棟の洗面台には化粧水、乳液、ドライヤーなどをそろえた。シャワールームにもシャンプー、コンディショナー、ボディソープ、フェイスタオル、バスタオルを用意している。

室内の様子

 BBQで提供される食材は、国産熊野牛モモステーキや伊勢の国健康豚ロースステーキといった紀北・熊野エリアならではのもの。また、テークアウト形式の朝食には、ホットドッグを用意している。

 LINEが運営する「LINEリサーチ」が全国18〜59歳の男女を対象に実施した調査では、グランピングの認知率は77.0%と約8割に上った。また、全国グランピング協会によると、国内グランピング施設数は約350に上り、市場規模は概算150億〜200億円と推計されている。

グランピング認知率(出所:LINEリサーチ「サービス未来予測〜グランピング編〜」)

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