コロナ禍でゲーム障害とネット依存傾向がある人の割合は1.5倍以上に増加――そんな結果が、KDDIおよびKDDI総合研究所、国際電気通信基礎技術研究所が行ったオンライン調査で分かった。
コロナ前とコロナ禍を比較して、スマートフォン(以下、スマホ)の利用時間や依存傾向がある人の割合、スマホに対する意識の変化を聞いた。その結果、コロナ禍では平日、休日のスマホ利用時間が7〜8%増加した一方、スマホ依存の傾向を示す人の数はわずかに減少した。
スマホ依存傾向を判定する指標のうち、「スマホ使用のため、予定していた仕事や勉強ができない」と回答した人は減少。一方「スマホを手にしていないとイライラしたり、怒りっぽくなる」人は増加していた。
調査では、新型コロナによる外出自粛やテレワークの普及により、スマホが仕事や勉強を邪魔する存在から生活の中で重要な存在に変わり、スマホに対する問題意識が低下したことが要因だと分析。「イライラしたり、怒りっぽくなる」と回答した人が増えた点については、スマホが使えない状況になった場合、コロナ前に比べストレスを感じやすくなった可能性があるとしている。
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