SBI証券は10月29日、単元未満株の買付手数料を実質無料化すると発表した。売買代金の0.55%(最低55円)を、翌月下旬頃に全額キャッシュバックする形で、当面は行う。11月1日約定分から適用。
単元未満株取引は、通常100株を単元として売買される株式を、1株単位で売買できるもの。少額から取引ができるため、スマホ証券などが単元未満株取引を推進しており、投資初心者などに人気が高い。
SBI証券では「S株」と呼んでおり、これまでも手数料全額キャッシュバックキャンペーンなどを実施してきた。SBI証券では、9月に単元未満株の取引者数が過去最高を記録した。
ネット証券では、マネックス証券が7月から単元未満株の買付を無料化した。ネット証券では、LINE証券は即時約定を特徴とし、手数料は無料だが0.2%から0.5%のスプレッドを乗せている。SBIネオモバイル証券は、手数料は無料だが、月額固定の手数料がかかる。大和証券傘下のCONNECTは手数料は無料だが0.5%のスプレッドが乗る。日興証券が提供する日興フロッギーは100万円以下なら買付時の手数料は無料だ。
なお、売却時はSBI証券、マネックス証券ともに0.55%の手数料がかかる。
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