大手回転寿司チェーン「スシロー」を運営するあきんどスシロー(大阪府吹田市)は、11月10日に「すき焼き海鮮しゃり弁」(1100円)を発売する。特色のある商品で、高まる持ち帰り需要に対応する。
東京・代々木上原にある有名レストラン「sio」のオーナーシェフ鳥羽周作氏と共同で開発した。新商品は、しゃりの上に鳥羽氏が監修したすき焼きと海鮮をちりばめている。海鮮の具材は、サーモン、大えび、数の子、玉子などとなっている。しゃりの中には、しいたけやれんこんなどが入っており、異なる食感や風味を楽しめるようにしている。持ち帰り限定の商品となっており、スシローとテークアウト専門店「スシロー To Go」で販売する。
すき焼きと寿司という組み合わせを考えたのは、同社の堀江陽社長が鳥羽氏から「すき焼き弁当には白いごはんではなく、すし飯があう」という話を聞いたのがきっかけだという。堀江社長が持ち帰り商品を進化させたいと考えていたこともあり、共同開発をすることになった。
新型コロナウイルスの感染は収束しつつあるが、自宅で食事を楽しみたい需要は堅実に推移している。これまでは店内で提供する寿司の延長線上でテークアウト用の商品を開発していたが、独自商品を投入することで購入を促していく狙いもある。
コラボの第2弾として、「すき焼き海鮮おせちらし」(1890円)を12月15日から翌年1月3日まで販売する。すき焼き海鮮しゃり弁のネタを豪華にした商品という位置付けで、年末年始の需要に対応するため、数の子、ボイル本ずわい蟹、蒸しあわび、うにを盛り付けている。
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