こうした背景に加え、早大が目指すのは、大学スポーツの人気復活だ。かつては、野球の早慶戦が、サークルの新入生歓迎の場に使われ、早大によると「かつては試合前日の夜から神宮球場で場所取りするサークルもあったほどだった」(現在は禁止)という。
近年は在学生からの人気も低迷し、コロナ禍によるオンライン授業の増加が、それに拍車をかけた。早大は「ECサイト開設を通じて、大学スポーツをもう一度盛り上げたい」としている。
開設に先駆け、早大は3月、全44部の共通ロゴと、2022年の体育会発足125周年を記念した中長期スポーツ振興計画「早稲田スポーツBEYOND 125 プロジェクト」を発表。物販やクラウドファンディングなどの少額寄付の環境整備を通じて、スポーツ振興やブランド育成を目指すとしていた。
空手部出身の田中愛治総長は「早稲田スポーツの体育各部と大学関係者全員との一体感を復活させ、大学スポーツのモデルとしたい」とコメントしている。
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