夫婦仲の良さが経営状況に影響？ 男性経営者と妻の意識調査で見えた「相関関係」：いい夫婦の日（1/2 ページ）

[ITmedia]

　エヌエヌ生命保険が、全国の既婚で子どもがいる男性の中小企業経営者と中小企業経営者の妻それぞれ515人を対象に、「いい夫婦の日（11月22日）」に関する意識調査を実施した。その結果、夫婦仲の良い経営者は、良くない経営者より「経営がうまくいっている」と答えた割合が17ポイント高くなったことが分かった。

夫婦仲の良さは経営に影響？（画像はイメージ）

　まず、1日の夫婦の会話時間を尋ねた。その結果、平日の平均は2時間6分、休日は3時間30分だった。また、理想の会話時間の平均は、平日は2時間18分、休日は3時間32分で、普段の会話時間よりもやや長い結果となった。

　普段の会話の内容は、夫も妻も「家族について」「仕事について」「食事について」という回答が上位にあがった。また、「経営する会社の将来について」の回答率は、夫は18.4％、妻は26.8％で、妻の方が約8ポイント高い結果となった。夫よりも妻の方が夫の経営する会社の将来について気にしていることが分かる。

普段配偶者と話す内容（エヌエヌ生命保険調べ）

　会社の業務内容や経営理念などについて、妻がどの程度理解していると思うか聞いた。その結果、夫も妻も「まあまあ理解していると思う」と回答している割合が比較的多くなった。

　また、理解していると思う（「全て理解している」「まあまあ理解していると思う」の合算）との回答は全項目で夫が妻を上回っており、特に社員と取引先について夫婦間で認識に差があった。

経営する会社の内容理解していると思うか（エヌエヌ生命保険調べ）

　平日の会話時間ごとに回答結果の傾向を見たところ、夫婦の会話時間が「5時間以上」と回答した男性経営者は、「会社の社員について妻がどのくらい理解していると思うか」という質問に、40.7％が「全て理解していると思う」と回答した。

　この問いに対する回答率は、会話時間が「1時間未満」と答えた人（7.8％）と比べると5倍以上で、夫婦での会話時間が長いほど妻が会社の社員について理解していると夫が感じていることが明らかになった。

妻が会社の社員についてどのくらい理解していると思うか（エヌエヌ生命保険調べ）