博報堂(東京都港区)のコンサルティングチーム「HAKUHODO X CONSULTING(博報堂クロスコンサルティング)」は、調査「会社と私の本音調査」を実施した。会社で働く3つの階層(経営層・管理職層・一般社員)の回答を比較したところ、「自社の組織文化が好きで誇りを持っている」と回答した経営層は7割に対し、一般社員では3割強にとどまることが分かった。
「企業にとって組織文化は重要か」と尋ねたところ、経営層の92.9%、管理職の80.1%、一般社員の67.4%が「重要だ」と回答し、組織文化の重要性が広く認識されている様子がうかがえた。
しかし「自分の会社の組織文化が好きか」「誇りを持っているか」という問いでは、経営層の7割が自社の組織文化への愛着や誇りを持っているのに対し、一般社員ではその半分以下にとどまり、大きな意識差が見られる結果となった。
また「自社のビジネスと今の組織文化が合っているか」に関しては、過半数以上が「合っている」と回答した経営者(64.3%)に対し、管理職(48.3%)、一般社員(36.6%)ともに過半数を割り込み、多くが「合っていない」と感じている様子がうかがえた。
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