この1年で印刷のために出社したことがある人は、どのくらいいるのだろうか。現在、在宅勤務をしている人(565人)に聞いたところ、52.0%に達していることが、エプソンの調査で分かった。この結果について、エプソンは「印刷のための出社をしたことがある人は、特に自宅での印刷の必要性を感じているかもしれない」としている。
在宅勤務かつ自宅での印刷が可能な人で、自宅での印刷を「行う(たまにを含む)」と答えたのは63.7%。印刷用途としては、「見積書」「注文書」「請求書」「企画書」「提案書」などの書類が多く、業務での印刷ニーズがあることがうかがえた。
印刷枚数を聞いたところ、週50枚以上が53.3%、そのうち101枚以上が24.9%。業務に関わる自宅での印刷の困りごと・悩みごとでは「印刷代(紙・インク)負担」が72.1%、次いで「セキュリティ面の不安」が50.3%という結果に。
この結果について、ワーク・ライフバランス社の小室淑恵氏は「印刷のためだけに出社することのないように、自宅でセキュリティを担保した上で印刷できる環境整備は非常に重要。今後、営業職などの生産性を高めるためにも、資料印刷のために一度オフィスに立ち寄る時間のロスをなくし、得意先へのプレゼンテーション資料を自宅で印刷して直行直退できる環境を整えることは、長時間労働になりがちな営業職の、働き方改革にも大きく寄与する」とコメントした。
従業員1001人以上の会社で働く男女1107人が回答した。調査期間は11月1〜4日。
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