家電量販店の認知率 2位は「ビックカメラ」、1位は?4410人が回答

» 2021年11月22日 12時20分 公開

 マーケティングリサーチ事業を展開するRJCリサーチ(東京都渋谷区)は、13〜59歳のLINEユーザーを対象に、「家電量販店のブランド浸透度調査」を実施した。認知率、利用経験率ともに1位は「ヤマダ電機」であった。

「家電量販店のブランド浸透度調査」を実施した(画像はイメージ)
家電量販店の全国的な認知率及び利用経験率結果

 「ヤマダ電機」の認知率は94.4%、利用経験率は83.4%だった。「ヤマダ電機は全国展開しているが、戦略的に都市型店舗より郊外型の地方店舗が多い。1位の要因は高年齢層への認知・利用経験率が高いためだと考えられる」とRJCリサーチは分析した。

 認知率の2位以下は「ビックカメラ」(92.5%)、「ヨドバシカメラ」(91.0%)、「ケーズデンキ」(90.5%)が横並びで高い割合を示した。利用経験率では、1位の「ヤマダ電機」が、2位の「ビックカメラ」(65.0%)と約18ポイントの差があった。

今後の利用意向と最も好きなブランドは?

 今後の利用意向と最も好きなブランドを聞いた。1位は「ヤマダ電機」(利用意向49.5%、好きなブランド18.6%)、2位は「ヨドバシカメラ」(同38.7%、16.3%)だった。ヤマダ電機は、利用意向と好きなブランドの2つの項目でともに1位だった。

今後利用意向と最も好きなブランド

 「ヤマダ電機」を選んだ人からは、「店員さんが優しかった」(19歳女性)、「店員さんの知識が豊富、分かりやすい説明をしてもらえるから」(44歳男性)という声が多かった。「ビックカメラ」を選んだ人からは、「商品を購入する際、できるだけ値引きしてもらえた」(15歳男性)、「ポイントがお得。店員さんの知識量が素晴らしい」(45歳女性)などのコメントが寄せられた。

 「ヨドバシカメラ」を選んだ人からは、「ポイントカードがたまりやすい気がするから」(25歳女性)、「売り場面積が広く商品が多い」(34歳女性)などの声があった。また「上新電機」の「最も好きなブランド」における数値が6.3%と比較的高くなっていることに関して、RJCリサーチは「関西の電気屋さん」 「阪神タイガース」 といった地域に密着しているイメージが強いことが要因のようだと分析する。

 今回の調査は、日本全国の13〜59歳男女のLINEユーザーを対象に、インターネットで実施した。期間は21年10月18〜21日、有効回答数は4410人。

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