デリバリーに特化したパスタ専門店「わたりあん」を運営するエフ・エフ・アルファ(東京都新宿区)は、注文を受けてから30分後の料理が家に届くタイミングに最もおいしくなる「生パスタ」をリニューアルし、販売する。デリバリー需要が増える中で、おいしく食べたいというニーズに応える。
コロナ禍で増えたデリバリー需要に伴い、同社は自宅で食べるときが最もおいしくなるようにパスタを設計し、提供してきた。今回、原材料や製造方法を変更し、より「もちもち感」が残るような生パスタをイチから開発したという。そのほか、全ソースの製造方法を大幅に変更。ソースの量は家に届く30分後に合わせて、塩度・濃度・粘度を調整し、麺との絡み具合を工夫した。
幅広い層に利用してもらう目的で、最大400円の値下げを実施する。そのほか、サラダやデザートなどのサイドメニューも充実させることで女性客の利用も狙う。
ICT総研が発表した「2021年 フードデリバリーサービス利用動向調査」によると、フードデリバリーの市場規模は21年に5678億円、23年に6821億円に達するという。直近1年以内の利用率は32.3%にとどまったものの、非利用者の70%が「3年以内の利用を検討中」と回答しており、今後も市場の拡大が予想される。
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