コロナ禍で人気が再燃したものの代表格がゴルフです。
3密を回避しながら遊べるスポーツとして注目されています。その結果、これまでゴルフ場では見かけなかったような若者たちの姿を目にする機会が増えました。ゴルフ練習場でも若いお客さんが明らかに増えた印象があります。
ゴルフ人気はこのまま続くのか。これからも若者たちのライフスタイルの中に、ゴルフは存在し続けることができるのか。小売り・サービス業のコンサルティングを30年間続けてきたムガマエ株式会社代表の岩崎剛幸が分析していきます。
最近、筆者の周辺でゴルフを始めたり、はまったりしている人が増えています。米国や韓国でもゴルフが活況という話を聞きましたが、日本でもここ2年ほどゴルフ市場が盛り上がっています。
「コロナで会合や会食が減って、やることがなくなった。経営者同士のつながりをつくるためにゴルフを始めた」――。40〜60代くらいの経営者複数人からこのような話を聞きました。この年代の人たちにとって気軽に始められるスポーツであり、仕事上の交流の場として都合がいいということでしょう。
最近は、日本人プロゴルファーが世界のメジャー大会で優勝していることもあり、ゴルフに注目が集まっている面もあります。40〜50代の経営者が、まるで自分のことのように喜んで話をする場面に何度も遭遇しました。40〜50代の人がゴルフにはまるのはなんとなく分かるのですが、最近のゴルフ市場は少し様子が違います。
実は、20代の若者がシミュレーションゴルフや打ちっぱなしをしたり、ゴルフ場でプレーしたりする姿を見かけことが増えているのです。これは今までになかった傾向です。
人気の理由は何でしょうか? また、彼・彼女らがゴルフを始めた理由は何なのでしょうか。さまざまな角度から分析したいと思います。
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