――コラボ商品はどのような基準で採用しているのですか?
担当者: 商品は、当社から各企業にご賛同ご協力をお願いして製品化しています。「おじいちゃんが好きたっだよね」と話題に上がるような、昔懐かしいなじみの深い食べ物、古くから日本の消費者に広く愛されてきたブランド、ロングセラー商品から選定しています。
――発売後の反響や、予想外の使われ方などはありましたか?
担当者: 「この香りで故人を思い出します」という声や、「こんなお線香あるんだよ、大好きだったよね」「お酒好きには苦労したけどあちらで好きなだけ飲んでね」と故人へお供えしている。こうした反響をいただいております。
また、お供えとして手向けるだけでなく「パッケージが本物そっくりでかわいい」と、贈り物にされるお客さまや、お部屋のフレグランス、いやし、お土産としてもご好評いただいています。
今後も、昔からなじみ深い食べ物や飲み物、レトロで懐かしい気分にさせてくれる商品をテーマに、お客さまからのリクエストも反映させつつ製品化していく考えです。当社のローソク、線香を通じて少しでも供養を身近に感じていただければ幸いです。
【記者メモ】
同社ではこのほかにも、ペット用品の製造販売を行うドギーマンハヤシとコラボした、ドッグフード「紗」の線香とキャンドルを販売している。ちぎって数回に分けて与えられる本物の「紗」のように形状にこだわった他、線香の香りは、散歩の道中、野に咲いていた花の香りをイメージして調合している。
ご先祖様だって、同じ香りの線香ばかりでは飽きてしまうかもしれない。常識を覆すちょっとした発想が、ヒット商品を生み出す秘訣なのだろう。
(終わり)
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