2023年卒の「就職先人気企業ランキング」 文理・男女別で発表文系女子1位は「東京海上日動火災保険」(3/3 ページ)

» 2021年12月10日 09時40分 公開
[ITmedia]
前のページへ 1|2|3       

理系男子のランキング1〜20位は?

 理系男子の1位は「NTTデータ」、2位は「伊藤忠商事」、3位は「野村総合研究所」だった。4位以降は「NTT都市開発」「三菱商事」「三井不動産」「ソニーグループ」と続いた。

 コロナ禍にあっても業績を伸ばしている大手企業に人気が集まる傾向は、理系男子にも見られた。2年連続で1位となったNTTデータは、32期連続で増益となったほか、野村総合研究所も売上高、営業利益が日本基準で過去最高を更新。両社ともに学生の知的好奇心に応えるインターンシッププログラムを提供しており人気を集めた。

 同社は「大手電機メーカーも人気が高い。コロナによる巣ごもり需要でゲーム・ネットワークサービスや音楽などエンタメ事業が業績をけん引し、21年3月期に初めて純利益が1兆円を突破したソニーグループが7位を獲得した。リーマンショック以降、社会インフラとITに軸足を定めて『選択と集中』を進め、最高純益を更新した日立製作所が8位とトップ10に2社ランクインし、理系ランキングらしい顔ぶれとなった」とコメントした。

理系男子のランキング1〜20位

 また、同社は調査全体を通して「コロナにより経済・雇用情勢が不安定になる中で、今上期最高益を更新した総合商社やメガ損保、コロナ禍で加速するDX投資の拡大を背景に業績が好調なIT・情報系大手が人気を集めた。文理男女ともに学生の安定志向が目立つ結果となった」とまとめている。

 調査は、ダイヤモンド就活ナビ2023に会員登録している就職活動中の大学3年生と大学院1年生を対象にメールと郵送で実施した。文系は国立の90大学、私立の24大学とその大学院生を、理系は国立の93大学、私立の20大学とその大学院生を対象にした。期間は5月20日〜11月4日で、有効回答数は3334人。

前のページへ 1|2|3       

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.