「マネーフォワード クラウド」改正電子帳簿保存法への対応、すべて完了

» 2021年12月24日 18時00分 公開
[季原ゆうITmedia]

 マネーフォワードは12月22日、バックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」において、改正電子帳簿保存法で定める、電磁的記録による保存やスキャナ保存、電子取引のすべての要件への対応を完了したと発表した。

改正電帳法への対応完了(出所:リリース)

 12月には「マネーフォワード クラウド会計」「マネーフォワード クラウド会計Plus」「マネーフォワード クラウド確定申告」において、証憑添付機能の提供を開始した。領収書や請求書などの電子取引データや、紙の証憑(しょうひょう)をスキャンしたデータを仕訳情報とひも付けた上で、改正電帳法の要件に則した保管が可能となる。

電子帳簿保存法に対応したマネーフォワードクラウドのサービス(出所:リリース)

 また、12月22日より、仕訳帳の訂正や削除履歴の機能の提供を開始し、優良電子帳簿の要件を満たした帳簿の作成と保存が可能となった。同リリースにより、改正電子帳簿保存法に関するすべての対応を完了し、改正電帳法の要件を満たした国税関係帳簿書類を保存できるシステムとなる。

「マネーフォワード クラウド」を用いた改正電帳法対応例(出所:リリース)

 2022年1月施行となる改正電帳法では、届出に関する制度の廃止やシステム要件の緩和など、バックオフィスの業務効率化やペーパーレス対応を促進する内容が盛り込まれている。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.