先日、関西地方に住む知人と話していた際に、こんな話題になった。
なんでも、11月に入ってから自宅の床暖房が壊れてしまったという。一軒家で暮らしているため、一階の居間にいるときは床暖房なしでは寒くていられないらしい。
近所の電気屋で修理をお願いすると、「床暖房がぜんぜん手に入らないので、いつ修理できるか分からない」と告げられた。その理由は、「半導体が不足しているから」だった。
半導体不足が叫ばれるようになってから少し経つが、いまだにその問題は解消していないようだ。「ゲーム機が入手困難」「デジタルカメラが手に入らない」といった声や、電化製品や自動車のメーカーなどからも悲鳴が聞こえる状態である。
実際に、任天堂の古川俊太郎社長は11月、人気の家庭用ゲーム機「Nintendo Switch(ニンテンドースイッチ)」について「(年末の)ホリデー商戦に向けて、想定需要を満たせるほど生産ができない」と述べている。
ここのところ、多少状況が改善しつつある業界もあるようだが、半導体不足による影響は私たちの生活を直撃しているのは間違いない。
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