ビール好きの9割が評価した「黒胡椒にんにく餃子」発売 味の素冷凍食品の狙いは?全7品を発表

» 2022年01月06日 12時30分 公開
[ITmedia]

 味の素冷凍食品は、家庭用冷凍食品の新製品3品とリニューアル品4品を2月6日から全国で販売すると発表した。冷凍食品市場拡大の波に乗り、消費者の需要を取り込んでいく。

味の素冷凍食品は2月に7品の新商品・リニューアル品を発売する(画像:以下、リリースより)

 新商品は「黒胡椒にんにく餃子」「シャキシャキやさい餃子」「まんぷくからあげ」の3品。「黒胡椒にんにく餃子」はコロナ禍での宅飲みニーズの高まりに伴い開発された。同社が実施した購入意向調査では、ビール好きの約9割が「買いたい」と評価したという。

 「シャキシャキやさい餃子」は、健康意識向上ニーズに寄り添った商品。にんにくやニラといった香りの強い素材は使わず、中具の野菜や豚肉本来の甘み、うま味が味わえる点を訴求していくとしている。

 「まんぷくからあげ」は、すりおろし玉ねぎに鶏肉をじっくりと漬け込み、醤油ベースに香味野菜のうま味をきかせた商品になっている。450グラムの大容量サイズで販売することで、日々の食卓や弁当のおかずとしての活用を期待する。

「黒胡椒にんにく餃子」(左)、「シャキシャキやさい餃子」(中央)、「まんぷくからあげ」(右)

 リニューアル商品は「レンジで焼ギョーザ」「黒豚大餃子」「米粉でつくったギョーザ」「地鶏釜めし」の全4品。「レンジで焼ギョーザ」は、皮がもっちりするようにリニューアルしたという。2021年秋季に販売を開始した「黒豚大餃子」は、従来の水を入れる調理から、油・水なしで調理できるよう工夫した。

「レンジで焼ギョーザ」(左)、「黒豚大餃子」(右)

 「米粉でつくったギョーザ」は、焼き目がより綺麗につくようにリニューアルした。「地鶏釜めし」は21年秋季に発売した商品。今回、パッケージに使用している材質を、プラスチックフィルムから一部紙を使用したフィルムにリニューアルし、環境負荷の低減を目指す。同社によると、冷凍食品の袋パッケージの一部に紙を使用するのは冷凍食品業界で初の取り組みだという。

「米粉でつくったギョーザ」(左)、「地鶏釜めし」(右)

 同社の調査によると、21年上期の冷凍食品の市場規模は2368億円で、前年から104%伸長しているという。同社は「生活環境の変化により、日々の食事作りの負担軽減を目的に冷凍食品を使用する人が急増し、コロナ禍の現在も需要が広がっている」と分析している。

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