さて、気になるのは次回作である。3月に大宮(第5弾)と浦和(第3弾)のカプセルトイを販売する予定だが、もう1つの目玉を用意している。大宮と浦和の地図をよーく見ると、間に「与野」がある。隣街のヒットを受けて、地元関係者から「なぜ与野をイジらないの? ネタはいっぱいあるよ」という声があって、商品化を進めているそうだ。
こうした動きは、さいたま市を越えて、同じ県の川越市にも広がりつつある。さらに、東京の東銀座からも「地元のカプセルトイをつくってくれないか」といった依頼が来ているという。この話が舞い込んだとき、中島さんは「銀座には有名なモノがたくさんあるし、大宮のような面白さを引き出すのは難しいかな」と思っていたが、先方からこのように言われた。「東銀座は、築地と銀座に挟まれていて、“せつないエリア”なんですよ」と。
この言葉を聞いたとき、中島さんがワクワクしたのは言うまでもない。東銀座、川越、与野のどんなところに目をつけるのか。自虐的なネタを掘り起こすことで、新たな話題が生まれそうである。
CDが苦戦しているのに、なぜ曲を取り込む「ラクレコ」は売れているのか
渋谷で「5000円乗り放題」を始めて、どんなことが分かってきたのか
緑茶の「朝ボトル」を販売して、なぜ売り上げが1.8倍になったのか
キユーピーの「ゆでたまご」が、なぜ“倍々ゲーム”のように売れているのか
「東京チカラめし」が香港で大当たり! 想定の2倍で売れている理由Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR注目記事ランキング